天気痛とは?体の痛みの原因と対策法を漢方薬の専門家が解説!

季節の変わり目に膝などの関節痛が悪化したり、頭痛がおこったりと体の調子が悪くなることはありませんか?このような痛みの原因と対策方法について漢方の専門家が紹介しています。
健康
山本里佳
山本里佳 (やまもと りか)
薬剤師・漢方アドバイザー

天気の変化や季節の変わり目によって、カラダの痛みを訴えたり、カラダの調子を崩したりする方が多いようです。
特に、天気が悪いと関節や古傷が傷んだりすることを「天気痛」と言い、この痛みは季節の変わり目などに悪化することがあります。

漢方からみる天気痛

漢方薬
漢方には、私達人間も自然の一部という考えがあります。
これは、季節や天気の変化、気温・湿度・気圧などが日々変わるように、私たちのカラダもそのような自然の影響を受けて日々変わっているのです。

病気の発病や、痛みを引き起こす原因は天気の影響を受けていることがあります。
古くからカラダと天気の関係を一緒に考えていた漢方の知恵を知ると、ツライ痛みや不快な症状の解消につながるのではないかと思います。

痛みを引き起こす原因と対策

風寒湿イラスト
神経痛などの慢性的な痛みを引き起こす自然界の原因として、「風」「寒」「湿」などがあります。
「風邪(かぜ)は万病の元」という言葉があるように、あらゆる病気の始まりは、風邪(かぜ)が原因であると言われています。

邪(じゃ)という言葉は、悪いものという意味があり、痛みを引き起こす自然界の原因にそれぞれくっつくと、「風邪(ふうじゃ)」「寒邪(かんじゃ)」「湿邪(しつじゃ)」となり、カラダに影響を及ぼす悪いものに変わるのです。

風邪(ふうじゃ)

風はよく動くため、痛みの場所が変わりやすいことが特徴です。
この時の痛みはあまり強くなく、主に上半身(肩・背中・腕など)に現れる場合が多いのです。
早めに対処をすれば、痛みも少なくおさまります。

寒邪(かんじゃ)

気温の低下やカラダの冷えが原因となりおこります。
この時の痛みはとても強く、同じ部分が痛むことが特徴です。
また、寒さにより血行も悪くなるため、温めながら血の流れを良くするような漢方薬を使います。

湿邪(しつじゃ)

これは多くの方が影響を受けていると思います。
湿度が高い時などは、どなたでもカラダや頭が重だるく感じるものです。
これは、「湿気」特有の「しつこく留(とど)まる」という性質が原因で、関節の腫れなどを引きおこし長引いてしまう傾向があります。
(※湿気は、胃腸にも悪さをしますので、胃腸の調子を整えるような漢方薬を一緒に飲んでいただくこともあります。)

代表的な漢方薬

風邪(ふうじゃ)葛根湯(かっこんとう)カラダの表面を温めながら筋肉の緊張をほぐしていく働きがあります。
寒邪(かんじゃ)疏経活血湯(そけいかっけつとう)カラダを温めながら、血の流れを良くする働きがあります。
湿邪(しつじゃ)薏苡仁湯(よくいにんとう関節の痛みや腫れの原因となるカラダの中のよぶんな湿気やしびれを改善してくれる働きがあります。

「天気痛」の影響を受けやすい方の特徴として下記のようなことがあげられます。

  1. カラダを守るチカラが弱っている
  2. 症状が慢性化してしまっており、カラダに栄養や元気を与える「血の流れ」や「気の流れ」が悪くなっている

漢方の力を取り入れながら普段の生活からも、バランスの良い食事、質の良い睡眠、軽めの運動(ストレッチ)などを取り入れて、天候に左右されないカラダを作りましょう。

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天気痛と気圧の関係

NHKの生活情報番組「ためしてガッテン」でも天気痛についての興味深い内容が放送されていました。
天気が悪くなると持病が悪化したり古傷が痛んだりする「天気痛」の原因には、耳の中にある「気圧センサー」が関係していたのです。
耳には「内耳」という気管があり、身体のバランスを正常に保つ大切な働きを行っています。
身体を動かしても平衡感覚を保つことができるのは、この気管が正常に働いているからです。
天気痛は、内耳が気圧の変化に異常反応してしまうことが原因のひとつだとされています。

天気痛予防には予兆がある!?

天気痛が起きやすい人には天気痛の予兆症状も表れます。
身体が重だるくなったり頭重感があったり、ボーッとして気分がすぐれないなどの症状です。
また、耳が詰まったような感覚になるのも症状のひとつ。
このタイミングで酔い止め効果のある薬を飲むと、天気痛を防ぐ効果があります。
乗り物酔いも天気痛も内耳が異常反応して起きる症状なので、それを予防する酔い止め薬が効果的なのです。

天気痛が起きない人の特徴

天気痛の経験者は多いですが、天気痛が全く起きない人も大勢います。
実は、自律神経が正常であれば天気痛が起きづらくなるのです。
現代社会を生き抜くには少なからずストレスと上手に付き合っていかなければなりません。
しかし、ストレスを溜め込みすぎると自律神経が乱れて体調不良の原因となってしまいます。
自律神経を整えるための基本は「規則正しい生活」を続けることです。
生活環境の事情で難しい場合は、1日3食きちんと食事をすることから始めましょう。

記事を書いた人

山本里佳
薬剤師・漢方アドバイザー
山本里佳 (やまもと りか)
漢方の考えを基に、子宝相談や女性特有のココロとカラダの悩みに回答。沖縄で漢方薬局をオープンし、多数の女性の支持を獲得中。
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