婦人病の症状を簡単チェック!悩む前にできるお手軽対策方とは

女性特有の病気を「婦人病」といいます。
カラダの悩みは、たとえ親しい方にも相談しにくいものです。
女性を悩ませるトラブルはたくさんありますが、今回はいくつかにしぼってご紹介していきます。
月経にまつわる婦人病
1.月経痛
まず一番多いお悩みが、月経痛です。
月経にまつわるお悩みは多く、上手に月経期間中をコントロールできていれば、カラダは大きな崩れが無く、過ごしていくことができます。
女性は、一生のうち平均して約35年、月経があるといわれています。
回数にして約350回~450回ほど。
月に一度やってくる月経が痛く、憂鬱で辛いものではいけません。
月経は、女性のカラダの健康をはかるバロメーターです。
まずは、正常な月経を知りましょう!
- 月経周期:25~38日
- 月経期間:3~7日
- 経血の色:赤~やや暗めの紅色
- 経血の量:約50ml~100ml
※昼用のナプキンで、1時間おきに取りかえても経血がいっぱいになるときは、要注意です。
子宮筋腫などの病気がかくれていたり、出血が多い事で貧血などの原因にもなったりします。 - 経血の質:サラサラとしている
※レバー状の塊がある時は、要注意です。血液の流れが悪いということを表わしていて、月経痛をひどくさせている原因となります。
月経痛が強い時は、カラダの中の血液の流れが悪くなっている場合が多いです。
その原因は、精神的なストレスや冷えなどからくることもあります。
2.月経不順・無月経
月経が毎月きちんとくるのは、カラダの調子が安定している証拠です。
ですが、過度のストレスがかかったり、過剰なダイエットをしすぎたりすると、月経に影響が出てくることも多いのです。
特に、月経が遅れる・無月経などの場合はカラダの栄養となる「血液」が足りなくなっていることがあります。
3.子宮内膜症
ひどい月経痛のある方は、子宮内膜症が原因となっている場合があります。
子宮内膜症とは、子宮腔以外で子宮内膜に似た組織ができ、強い痛みなどをひきおこす病気です。
20歳~40歳の女性に多く、月経痛以外にも、腰痛や下腹部の痛み、排便痛などもみられます。
子宮内膜症は、カラダの中の血液の流れの悪さや汚れが原因となります。
4.子宮筋腫
子宮筋腫は、30代~40代の女性の4~5人に一人がかかると言われています。
それくらいお悩みの方が多いのです。
しこりやコブがあると「がんでは?」と心配する方もいらっしゃいますが、悪性化することはほとんどまれです。
筋腫ができたり、大きくなったりするのには、女性ホルモンが関係しています。
そのため、閉経をむかえると筋腫は小さくなり、新たにできたりすることも減っていきます。
筋腫ができる場所により、症状は異なります。
- 子宮の内側に筋腫ができた時
月経痛がひどくなったり、月経量が増えたりすることで、貧血や立ちくらみなども出やすくなります - 外側にできた時
膀胱などを圧迫してトイレが近くなったり、腸を圧迫して便がすっきりでなくなったりなど、痛み以外にも様々な症状がでます
このように、1~4番の婦人病には、共通することがたくさんあります。
生活の改善から心がけよう
ココロとカラダのバランスの崩れが、婦人病の原因となることもあります。
まずは、普段の生活の乱れを改善することが大切です。
- カラダを冷やさないこと
カラダが冷えると、血液の流れが悪くなります。血液も冷えれば流れなくなり、反対に温めると流れが良くなります。 - 食生活を正すこと
食事の偏りや生活の乱れを整えましょう。 - 質のよい睡眠をとること
カラダの細胞のメンテナンスは、夜寝ている間にされます。
できれば夜23時くらいにはカラダを休めるようにしましょう。
特に月経中は、睡眠が特に大切です。 - ストレスをためすぎないこと
婦人病を正しく理解して、皆様のお体の対策をなさってくださいね。
syufeelからのアドバイス
身体の状態を毎月チェックしよう
婦人病の症状は月経のときに表れることが多いので、毎月きちんとチェックすることが婦人病の早期発見につながります。
月経による不快な症状は、その人によって大きな差があります。
月経痛がほとんどない人もいれば、鎮痛剤がなければ日常生活を送れないほど強い痛みがある人も。
一生のうち月経がある期間は約35年と長いので、年齢によっても症状に差が出ます。
しかし、いつもより症状が重かったり、徐々に悪化していたりする場合は、婦人病の可能性も疑った方が良いでしょう。
気になる症状がある場合は、ひとりで悩まず早めに婦人科を受診して検査を受けてください。
不正出血は婦人病のサイン
子宮頸がんは、妊娠と出産の適齢期に当たる20代~30代の発症率が高い婦人病。
初期症状はほとんどありませんが、腫瘍が大きくなると不正出血や性交で出血するといった症状が表れます。
早期発見して治療を開始すれば、外科手術で腫瘍を摘出して妊娠可能な身体を維持することも可能です。
初期段階で発見するためには婦人科検診が最も有効な方法なので、定期的に検診を行うことを強くおすすめします。
子宮体がんは、40代以上の発症率が非常に高い子宮がんで、ホルモンバランスが崩れやすい閉経前後が最も発症しやすいとされています。
子宮内膜に腫瘍ができる婦人病なので、月経で子宮内膜が毎月作られる妊娠可能な年代ではほとんど発症しません。
そして、子宮体がんの特徴的な初期症状は不正出血です。
閉経後の不正出血は子宮体がんの可能性があるので、早めに婦人科で検査を受けましょう。
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