シミは消すのは無理!?化粧品をつかってできるシミ予防教えます

シミにはどんな種類があるのでしょうか?シミのメカニズムや予防方法・効果的な対策方法について専門家がわかりやすくお教えします。
美容
松原好克
松原好克 (まつばら よしかつ)
スキンケアカウンセラー
シミ 女性

みなさん、こんにちは。
「シミ」は、女性の顔肌の悩みの中でも、常に上位に位置しています。
老化のせいだから仕方がないと、諦めていませんか?

的を得た正しい手入れを実践すれば、最大限にシミの進行を遅らせることができます。

そこで今回は、シミケアのベストパフォーマンスをお伝え致します。

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シミの種類

シミと言っても、複数の種類があります。

わかりやすく例えますと、『シミ』という大きな木があり、その木の中に枝分かれするようにたくさんの種類のシミが存在します。

老人性色素斑

最も身近なシミで紫外線を長年浴び続けたことや、加齢によって現れます。一般的にシミと言えば、これを指します。

肝斑

女性ホルモンの乱れが原因で出てくるシミです。
頬・目周り・額などに、太い筆でサッと線を引いたような形で現れることが多いです。
30代以降や妊娠中の女性にできやすい傾向にあります。

雀卵斑(そばかす)

鼻や頬を中心にして、点々と散らばったようにでき、遺伝的な要素が強いのが特徴です。
子供の頃から見られ、思春期頃になると目立ちはじめることが多いといわれています。

炎症性色素沈着

ニキビや傷などの炎症後にできるシミを指します。
自然に治っていくことが多いとされていますが、人によっては何年も残る場合があります。

他にも花弁状色素斑・脂漏性角化症など、希少なシミも存在します。

シミ(老人性色素斑)の原因

今回は、シミの大部分を占める老人性色素斑に絞って、詳しく解説させていただきます。
上記でもお伝えいたしましたが、老人性色素斑の主な原因は紫外線です。
シミができる仕組み

  1. 肌が紫外線を浴びると、エンドセリンなどの連絡物質が分泌されます。
  2. エンドセリンなどの連絡物質が、シミの生産工場であるメラノサイトへ「シミを作れ!」と命令を出します。
  3. エンドセリンなどの連絡物質がメラノサイトに届くと、チロシナーゼという酸化酵素が働き、シミの元になるメラニン色素が作られます。
  4. メラノサイトで作られたメラニン色素は、表皮へと押し上げられ、角層に届きます。
  5. 長年紫外線を浴び続けることにより、メラノサイト内が活発化して、過剰にメラニン色素が作られるため、シミとして定着してしまいます。

また、紫外線はシミだけでなく、シワやたるみなどの原因になるコラーゲンを変性させるので、若い時に日焼けをたくさんした人や紫外線対策を怠っていた人は、20代後半からの肌老化の加速に注意しなくてはいけません。

シミの現実を受け止める

シミ
シミ対策ケアをお伝えする前に、とても重要なことをお話します。

シミに悩んでいる多くの人が一番に知りたいこと。
それは、できてしまったシミを消すにはどのようにすれば良いかということです。

残念ながら、目に見えるまで進行したシミは、普段行っているスキンケアや使用している化粧品で消すことはできません。
大変ショックだと思いますが、本当の事です。

シミがあたかも消えるような表現をしている化粧品をよく見かけますがシミ部分の皮膚は、色素が沈着して構造そのものが変化してしまっています。
つまり、化粧品ではどうにもならないということなのです。

しかし多くの女性は、シミを消すためにコスメの宣伝文句に踊らされて、メーカーや種類を次から次へと変えて、シミ用(美白)化粧品を使用していくのが特徴です。

どうしてもシミを消したいのでしたら、美容皮膚科でのレーザー治療やピーリング治療に頼るほかはないでしょう。

シミに対する意識改革

まずは、「シミを消したい!」という概念を拭い去ることからはじめましょう。

できてしまったシミは、化粧品では消すことが出来ませんが、予防することは十分可能です。
つまり、「これ以上シミを増やしたくない!」「シミが進行して大きくなるのを抑えたい!」これが、スキンケアのポイントだということを理解しなければいけません。

シミ予防ケア その1 ~紫外線対策~

ファンデーション
では、シミ予防ケアについて、具体的に解説させていただきます。
まずは、シミの原因になっている「紫外線」を、できるだけ肌に吸収させないようにすることが大切です。

対策としては、皆さんもご存知のように、日焼け止め化粧品を塗ることが最適なのですが、強力な日焼け止めをやみくもに使用すれば良いということではありません。
日焼け止めの性質や肌への負担を考慮して選ぶことが大切です。

1年を通して日焼け止め専用の製品を使い続けると、配合成分の構成上肌への刺激が大きくなるため、パウダーファンデーションを使用することをおすすめします。
パウダーファンデーションは、肌に優しいメイク料であると共に、日常生活レベルの紫外線をカットしてくれるアイテムです。

買い物や通勤程度の外出ならば、夕方までの間に、3回ほどの塗り直しをすれば十分でしょう。

シミ予防ケア その2 ~美白化粧品~

美白化粧品
また、配合される美白成分は、以下のものがオススメです。
シミの元になる、メラニンの生成を抑える美白化粧品を毎日のスキンケアに取り入れましょう。
美白化粧品の多くは、シミの生産工場であるメラノサイトで、シミの生産開始にGOサインを出すチロシナーゼを妨げる効果があります。

美白化粧品の選ぶ場合は、医薬部外品(薬用化粧品)に認定されているものを選ぶほうがよいでしょう。

厚生労働省に医薬部外品の有効成分として認可されているもの
ビタミンC誘導体アルブチンカモミラET
トラネキサム酸ナイアシンアミドルシノール
エナジーシグナルAMPD-メラノプラセンタエキス

厚生労働省の認可は受けておりませんがこちらも良いです。
厚生労働省の認可は受けていないもの
グラブリジン(甘草エキス)ハイドロキノン

この中で特に重宝できる成分は、ビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体は、シミたけでなく、シワやたるみに影響するコラーゲンにも働きかけるため、一石二鳥の成分です。

ビタミンC誘導体自体も多種類あります。

最もおすすめなものパルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
良好なもの3-O-エチルアスコルビン酸

リン酸アスコルビルMg

アスコルビルリン酸Na

ビタミンC誘導体は、水に溶けやすい水溶性のため、化粧水やローションにたくさん配合されています。

シミ予防ケア その3 ~ピーリング~

ピーリング
優秀な美白化粧品をどれだけ使っていても、完全にメラニン色素を抑制することは難しいです。
そこで、抑制しきれなかったメラニンを排泄するピーリングをお手入に取り入れましょう。

年齢を重ねるごとに肌の新陳代謝が遅くなるため、角質が厚くなりメラニン色素が停滞しやすくなります。
そこで、適度に古い角質を取り去るピーリングを行うことによって、皮膚の再生サイクルを活発にし、メラニン色素の排泄を促がすという美容法です。

美容皮膚科ではケミカルピーリングと呼ばれ、若返りを促す治療として人気があり、シミ・シワ・ニキビなどの治療に活用されています。
美容皮膚科やクリニックで施術してもらうものよりも弱めですが、ご自宅で行えるホームピーリングも近年は登場しており、継続して行うことでシミ予防が可能です。

1週間に一度のペースで、定期的に行えるものが良いでしょう。
消しゴムのように擦ってボロボロとカス(角質)を落とすものより、塗ってしばらくそのまま放置し、洗い流すタイプが肌への負担が少ないと言えます。
(各製品に提示されている使用方法を厳守して下さい)

エリクシール

まとめ

肌の老化の60%~80%は、光(紫外線)によるものだと言われています。

生まれてから今まで浴び続けた紫外線量を、皮膚は感知しています。
一度吸収されてしまった紫外線は、無かったことにはできないので長い年月をかけて少しずつ肌に蓄積され、肌に溜め込む許容範囲を超えると、「シミ」という目に見える形で現れ始めます。

  1. シミの原点である『紫外線を防御する』
  2. シミの元になる『メラニンを抑制する』
  3. 抑制しきれない『メラニンの排泄を促がす』

この3点を合わせて実践することが、現在のスキンケアで最適なシミ対策でしょう。
そして、紫外線の多い夏だけでなく、1年を通してまんべんなく行うことが重要です。

しかし、これらのスキンケアを完璧に行っていても、一生シミができない人はいません。
体の老化と一緒に肌も老化していますので、30代になったらシミの1つや2つは必ず出来てきます。

いかにシミをたくさん作らないように予防するか、最大限にシミの進行を遅らせるか、それを肝に銘じることができれば、シミは怖い存在ではなくなります。

最後に

シミ向け化粧品の膨大表現が多いため、消費者は大きな期待を持ってしまいます。
医薬部外品と呼ばれる、国(厚生労働省)の認可を受けた化粧品であっても、シミは予防しか謳えず、出来てしまったシミを消すという表現は許可されていません。

国(厚生労働省)は、様々なデータや観点から「化粧品の規制(薬事法)」を施していますが、この根拠はまぎれもない事実なのです。
化粧品会社や美容家の謳い文句に惑わされないように、有効な美白成分が配合されたコスメを見極める目利き力を養えば、10年後のシミの量を最低限に抑えることが出来るでしょう。

記事を書いた人

松原好克
スキンケアカウンセラー
松原好克 (まつばら よしかつ)
女性のキレイを徹底追及!化粧品成分の研究や商品開発に尽力し、主婦層にわかりやすいスキンケアのアドバイスが好評の専門家。
シミ 女性
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