【幼稚園選びに迷ったら】おさえておきたい選び方のポイント!

「そろそろ幼稚園選びを」と考えているママさんパパさん。子ども も楽しく過ごして欲しいし、親も納得いく園選びをしたいですよね。 公立?私立?保育期間は何年がいいの?知っておきたい選び方のポ イントと、気になる費用面についても詳しく解説いたします!
子育て

幼稚園選びの「三種の神器」とは

幼稚園選びの「三種の神器」という言葉を聞いたことがありますか?

「通園バス」「給食」「預かり保育」の3つは「幼稚園選びの3種の神器」と呼ばれます。
何かと忙しいママたちにとって、この3つはとても助かるものです。
ですが、園までの送り迎えは自分でした方が良いのでは?
手作りのお弁当と給食のどちらがいいのかしら?など、気になるところもありますね。
それぞれについて考えてみましょう。

バスor徒歩

s017_幼稚園バス就学前の子どもたちが一人で、または友達同士で幼稚園まで行くことはできません。
保護者か保護してくれる大人と一緒に通園することになります。

通園バスは幼稚園の指定するバス乗り場に送ってあげると、あとは運転士と引率の先生が園まで連れて行ってくれます。
帰りも同じように指定のバス乗り場まで送ってもらえるので、保護者にとっては時間に余裕ができ助かります。
下の子がいて送り迎えが難しい場合など、バスが利用できると助かりますね。

ただし、子どもにとって長時間のバス移動は負担になるので、幼稚園までの乗車時間がどのくらいになるかを考えましょう。
片道30分以上の乗車は好ましくありません。

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徒歩(もしくは自転車など)での通園の場合、当然ですが園まで保護者が付き添うことになるので労力と時間がかかります。
しかし、一緒に通園することのメリットは何といっても「子どもとの時間」。
園へ送り迎えする間に親子の会話を楽しむことができます。

今日は幼稚園で何をするのかな?どんなことをして遊んだのかな?など、子どもと話す機会にもなりますし、園では先生方から子どもの様子を直接聞いたり
他の園児の保護者との交流も持つことができます。

バス通園の場合でもバス乗り場がほかの保護者との交流の場になることがありますが、他の地域から通う園児の保護者と話す機会はほとんどありません。

給食or弁当

s017_給食忙しいお母さん方にとって給食があるのはありがたいですね。
給食のメリットは、みんなで同じものを食べることで嫌いなものを克服したり、用意や後片付けの習慣をつけられるところです。

栄養バランスを考えた献立を提供してくれる園もありますが、園内に調理施設を持つところは少ないのが現状。
中にはパンと牛乳だけのところや、市販のお弁当のような給食のところもあります。
また、アレルギーに対応してくれるかというところも大切なチェックポイントです。

お弁当は毎朝作るのが大変ですが、自分の手で作ったものを食べさせるという意味で安心ですね。
子どものお友達が「キャラ弁」だったなどと聞くと、頑張ってしまいがちですが無理せず作るようにしましょう。

預かり保育

s017_預かり保育園によって「預かり保育」を実施しているところがあります。
これは通常の保育時間外でも子どもを預かってくれるものです。

公立・私立とも実施しているところとしていないところがありますが、大切な用事などで幼稚園のお迎えに間に合わないときなどに預かり保育があれば助かります。
ただし、いつものお迎え時間に家に帰れないことを不安に思う子もいます。
自分の子どもを預ける場合、嫌がっていないかなどきちんと様子をみるようにしましょう。

まずはここから決めましょう

公立か私立、どっちがいいの?

幼稚園を決めるにあたってまず気になるのが「公立と私立のどちらがいいのだろう?」
ということだと思います。
公立幼稚園はほとんどの場合、市町村立になります。
公立のメリットは月謝が安いこと、先生方にベテランが多い傾向があるところなどです。

私立は学校法人によって経営されているもので、小学校の受験対策に力が入っているところなど、それぞれの保育方針によって大きくカラーが違ってきます。

幼稚園の規模はどのくらいがいいの?

これは地域差がかなり大きいところですが、「1クラス30人」園全体で100人くらいの規模が望ましいとされます。
というのも、園生活では不慮の事故などを防ぐために担任以外の先生方にも、園児のことを把握してもらえていると安心だからです。

園庭が広いなども魅力的に思えますが、あまり広くて死角ができるようだと心配です。
全体に保育者の目がいきとどくくらいの広さが理想的だといえます。

保育期間はどうしよう?

2年保育か3年保育で悩む方も多いでしょう。
「周りの同じ学年の子が3年保育だから」などではなくお子さんの性格や、各家庭の事情で考えるようにしましょう。

この頃の子どもは発育にかなりの個人差があります。
おうちで見るには体力が有り余っていたり、下の子のお世話で大変などであれば3年保育を考えると良いかもしれません。

逆にまだまだ体力に不安があったり人見知りが激しかったりするなら、のんびりかまえて2年保育で考えるのがおすすめです。

まずは見学してみましょう

s017_運動会の見学通わせたいなと思う幼稚園が見つかったら、園の雰囲気を知るために見学に行くことをおすすめします。
幼稚園ではお遊戯会や運動会など見学・参加できる行事がいろいろあるので、希望する園のスケジュールを確認してみましょう。

また、何もない普段の園生活を見ることもおすすめです。

見学の時期ですが、4月・5月は新入園の子どもたちがまだ園になれていない頃なので、よその大人が見学にくると落ち着かないことがあります。
いつ頃から見学できるか園に問い合わせた上で訪れるようにしましょう。

見学する際に確認しておきたいポイント!

先生方はどんな人?

少し大げさかもしれませんが、園の代表である理事長先生や園長先生の人柄や考え方は
園全体に影響を及ぼしているといえます。
とくに私立の幼稚園では園長先生の保育方針によって園の雰囲気はかなり変わります。

また、実際に保育者となる先生方の雰囲気も把握しておきたいところ。
園長先生の考え方や園の保育方針が浸透しているか、子どもたちや保護者に対する接し方など、細かいことかもしれませんがきちんとチェックしておきましょう。

園の雰囲気はどう?

建物や園庭など、施設もチェックしておきましょう。
教室の雰囲気やトイレ・手洗い場などの衛生面はどうか、園庭や遊具はきちんと管理されているかなども子どもの安全面にとって大切なことです。

また実際に通っている園児たちがのびのび楽しそうに過ごしているかも見ておきましょう。
時間的に可能であれば、お迎えに来ている保護者の雰囲気なども確認できれば良いかもしれません。

見学に際しての注意点

見学するときに子どもを連れて行くかは悩みどころです。
幼稚園に入ることを楽しみにしている子であれば、見学も楽しんでくれるかもしれませんが、途中でぐずったり年上の園児たちに圧倒されてしまうことも考えられます。
勉強や習い事の時間を設けている幼稚園では、小さい子どもが邪魔をしてしまうこともあるかもしれません。

子連れで行くなら園庭開放などの機会を利用するのが好ましいといえます。
また、可能であれば夫婦で見学に行くと良いでしょう。
両親にとって大切なわが子をどんな幼稚園に預けたいか、夫婦で確認し合うことも大切です。

入園説明会と願書について

s017_入園説明会

入園説明会

入園を希望する幼稚園がだいたい決まったら、いよいよ入園説明会です。
だいたいの園で9月・10月頃に行われます。

説明会では保育方針の説明や、出願についての説明などが行われます。
保護者からの質問なども受け付けてくれますので、疑問に思うことや知りたいことはどんどん質問しましょう。

前もって見学などをしていれば、この機会に聞いておきたいことなど事前にまとめておけます。
説明会全体の流れがスムーズになるように、質問はあらかじめ考えてメモに書いておくと便利。

個人的に気になることでももちろん良いですが、たとえば給食のアレルギー対応などは、他にも気になっている保護者がいるかもしれません。
説明会での質疑応答は、そういった意味でも大切な機会といえます。

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入園願書、配布と出願

配布

入園願書の配布は9月から10月頃に行われます。
入園説明会で配布する幼稚園もありますが、これも地域や園によって違いがあるので各幼稚園にご確認ください。

人気のある園だと配布日に即なくなってしまう場合や、兄弟・友人などがいないともらえない場合もあります。
ここがいい!と思うところがあるなら早めにもらいに行くか、周りに通わせている人が確認しましょう。

提出

願書の提出日は、だいたい10月頃に行われます(私立では地域によって11月頃)。
出願に関して公立と私立でとくに違う点などはありません。
園によって願書受付日が1日だけと決まっていたり、郵送についても期間が限られていることがあるので気をつけてください。

願書受付後、園内で選考となります。
入園希望者が多い場合、面接があったり抽選になるところもあります。

選考

面接による入園選考や抽選が行われた場合、その日のうちか後日郵送や電話で合否通知があります。
合格通知と同時に入園料や制服・教材費の払い込みが必要な園も。
選考を受けてすぐ合否がわかる園の場合は、その場で制服の採寸が行われる場合もあります。

幼稚園でかかるお金について

入園にかかるお金

幼稚園は義務教育ではないので何かとお金がかかります。

入園が決まったらまずは入園料が必要になります。
入園料は地域や各学校法人によって差がありますが、公立で5,000円~1万円くらい、私立で5万円~10万円くらいが相場です。

また、入園までに必要なものとして、制服・体操服・スモックなどの被服類、はさみや色鉛筆などのお道具類などの準備に費用がかかります。

保育料について

幼稚園の保育料についても地域や園によって違います。
公立では安いところで月2,000円~というところもありますし、私立だと月10,000円から高いところで100,000円を超えるところまであります。

  • 公立幼稚園 年間平均授業料 74,428円
  • 私立幼稚園 年間平均授業料 236,536円

(文部科学省「平成24年度子どもの学習費調査」より)

保育料の公的補助について

幼稚園、とくに私立の園では入園から毎月のお月謝までかなりのお金が必要です。
公立のほうがいいと思っても、近くに公立幼稚園がないなどの場合も。

そこで「私立幼稚園就園奨励費補助金」制度を利用しましょう。
これは私立幼稚園に就園している子どものいる家庭に、入園料や保育料の補助を行う制度です。

各自治体や世帯所得に応じて補助してもらえる金額は違うので、お住まいの市町村に確認してください。

その他の費用

徒歩や自転車でいける範囲のところであれば、交通費はかかりませんが、通園バスを利用する場合はバス料金がかかります。
バス料金が保育料に含まれているところもありますが、園児全員が利用するとは限らないので、別途必要になってくるとことがほとんど。

相場としては2,000円~5,000円くらいです。
自動車で送り迎えをする場合はガソリン代などを考慮しなくてはなりません。

また、給食がある場合週に何日給食が出るかによっても変わりますが、だいたい週2、3日出るとして公立で月額で1,500円、私立で2,500円くらいの費用がかかります。

その他、以下の項目が必要になることがあります。

  • 教材費
  • 冷暖房費(地域差が大きい)
  • 行事費(遠足、運動会、生活発表会など)
  • 保護者会費
  • 写真代

とくに私立では保育時間内に英会話や絵画などの習い事を受けられることがあり、何を習うかによってまちまちですが、保育料とは別途費用がかかります。
(お月謝のほかに教材費、材料費がかかることがあります。)

また預かり保育がある場合、利用料が必要です。
だいたいの園では1回の利用でいくら、というかたちの請求になります。

幼稚園は保育園と違って子どもを預かってもらうというよりは就学前に集団生活に慣れさせたり、社会性を身につける場所と言えます。
自分の子どもにとってどんな教育・保育が合っているか、楽しい園生活を送れそうかを考えて選びましょう。

記事を書いた人

syufeel編集部
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