【2019年度版】ランドセルを徹底比較!人気メーカー・工房の最新色や機能を調査

多種多彩なランドセルが販売される中でどんな色やデザイン、ブランド、素材が人気なのかを解説! ランドセル選びの基本や比較したい内容、失敗しないためのチェックポイントまでを紹介します。購入時期の目安情報を参考に、早速ランドセル選びを始めましょう!
ランドセル
ランドセル 人気

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セイバン

最新ランドセルの傾向と人気を知ろう

小学校に入学予定の子供がいる家庭で入学準備中に生まれる悩みのひとつが、ランドセルの購入について。
ひと昔前までは男の子は黒、女の子は赤のランドセルがほとんどで、デザインは無地でシンプルなものばかりでした。
ところが最近は、豊富なカラーリングとデザイン性のあるラインナップが揃い、使い心地や安全面・機能性に優れたランドセルがたくさん販売されています。
売れ筋ランキングや口コミを見てみるものの、何を基準に選べばいいのかハッキリわからずに頭を抱えてしまうことも。

ランドセル選びのポイントを何にするかは、家庭によってそれぞれです。
親も納得できるようなランドセル選びができるように、入学式を迎えるときに子供が喜んでランドセルを背負えるように、人気の素材や色、デザインなど、あらゆる角度からランドセルを比較・検討してみましょう。

今どきのランドセル事情をチェック!

人気のデザイン

ランドセルを祖父母から孫への入学祝いとして贈るケースも多く、3世代でふれ合う機会となる夏休み期間に購入する家庭が増えています。
孫のためにお金を惜しまない祖父母には、百貨店モデルや老舗ブランドなどの高級ランドセルが人気。
親世代に人気があるのは落ち着いた雰囲気のブラウン系カラーです。

子どもはポケモンやサンリオなどお気に入りのキャラクターや、かっこいい刺繍、華やかな装飾などのデザイン面に注目する傾向にあります。
意見を出し合い相談しながら親子でランドセルを選ぶのも楽しみの一つとなっています。

人気モデル女の子編

女の子のランドセル

女の子モデルのデザインバリエーション、カラーバリエーションはとても豊富で、人気も分散する傾向にあります。
メーカーにより色の名称が異なりますが、セピアやチョコレートなどのブラウン系、チェリーやピーチピンクなどのピンク系、ラベンダーやパステルパープルなどのパープル系といったカラーが主な人気色。
女の子向けカラーにパール生地を使ったパールピンクやパールサックスなどのパールモデルも人気があります。

セイバンの「モデルロイヤル・レジオプリンセス」やフィットちゃんランドセルの「あい・愛ティアラ」は、プリンセスを夢見る女の子の世界観をイメージしたデザインを施し、完成度が高いと評判です。
ティアラやハートのモチーフのおしゃれ感や、スワロフスキーの装飾などのキラキラ感が女の子に人気があります。

人気モデル男の子編

男の子ランドセル

男の子モデルではかっこいいデザイン・カラーに人気があり、丈夫で型崩れをしない耐久性のあるランドセルが選ばれています。
セイバンの「モデルロイヤル・クラシックナイト」やフィットちゃんランドセルの「ナイト騎士」は、かっこいい騎士(ナイト)をモチーフにした男の子に人気のデザインです。

男の子向けカラーではクロ系が根強い人気。
ゴールドやシルバーの色糸を刺繍やフチ取りに使ったり、カラーステッチ(縫い目)としてイエローを使ったりと、人気の黒地にアクセントカラーを入れてデザイン性をアップさせたランドセルが主流となっています。
カブセ(ふた部分)に本体とは異なるカラーを使ったコンビカラーも人気です。
ブラック×レッドや、ブラック×マリンブルー、ブルー系×レッドなど男の子向けのかっこいい配色に人気が集まっています。

ランドセル選びの基本情報

ランドセルの購入目安

購入時期の目安

毎年4月~5月頃に新作発表が行われ、予約開始となります。
展示会や受注会を開催するメーカーもあるので、ホームページなどでチェックしましょう。

7月~8月頃になると購入のピークを迎えますが、数量限定モデルやランキング上位モデルなどは夏休み前に売り切れてしまうことも。
生産数の少ない牛革やコードバン(馬革)などの天然皮革ランドセルも夏休み前の購入手続きがおすすめです。
定番商品の中でも人気のカラーや売れ筋モデルは、秋には在庫切れとなる商品が出始めます。

11月~12月頃には多くのメーカーのオーダーメイド注文が締め切りとなるので気を付けましょう。
お正月明け~3月頃には品薄状態の可能性が高くなりますが、お得な値段で販売されていることも。
価格を抑えたい場合には、値引きを待って購入するという選択肢もあります。

価格帯の目安

ランドセルの価格は素材やデザイン、メーカーやブランドによってさまざまです。
クラリーノなど人工皮革素材のランドセルは1万円前後~購入できるものもあり、流通大手やランドセルメーカーでは4万円~6万円の価格帯で多く販売されています。
鞄専門店のものは比較的高めで5万円~7万円、メゾピアノやミキハウスなどのファッションブランド製品は10万円~20万円するものも。
牛革やコードバンなどの天然皮革素材のランドセルは5万円~10万円が目安となっています。

ランドセルの素材

ランドセルの素材
ランドセルの素材は大きく分けて、天然皮革・人工皮革の2種類があります。
それぞれの特徴を知ってランドセルの素材を選びましょう。

天然皮革の特徴
ランドセルに使われる天然皮革は、主に牛革と馬の革を使ったコードバンです。
使い込むほどに色艶が良くなり天然皮革ならでは味わいのある高級感が特徴。
防水加工を施されたものがほとんどで、特別な手入れの必要ないものが多くなりましたが、防水加工のない場合は水に弱いので、汗や雨で濡れたら乾いたやわらかい布で拭き、風通しがよく日光の当たらないところで乾かしましょう。

《主な天然皮革の種類》

牛革
一般的な革製品によく使われていて、頑丈で風合いがよいのが特徴。固くてなじむのに時間がかかりますが、その分使うほどに風合いが増します。
ヌメ革
牛革を植物の渋に含まれるタンニンでなめしたもの。染色や塗装がされていないので、革そのものの風合いが魅力的です。傷つきやすいのが難点。
コードバン
馬のお尻の部分の革で、1頭からランドセル1つ分の革しか取れないため、高価なものとなります。とても質がよく、きめ細やかで美しいツヤ、深い色味が特徴。
耐久性に優れていて傷が付きにくく、少しの傷なら自己修復する性質もあります。

人工皮革の特徴
化学繊維で人工的に作られた革で、代表的なものに株式会社クラレが製造する「クラリーノ」、帝人コードレ株式会社が開発した「タフガード」などがあります。
軽くて丈夫で耐水性もあり性能面で優れている特徴があります。
また加工しやすいためカラーバリエーションやデザインの種類も豊富で、手頃な価格も魅力です。

ランドセル販売元の種類と特徴

販売店

ランドセルメーカー

「天使のはね」のセイバン、「フィットちゃん」のハシモト、「ふわりぃ」の協和などが代表的。
カラーやデザインのバリエーションが豊富で在庫数・流通数も多く、お手頃価格の量販店モデルや、高級感のある百貨店限定モデルなどもあります。
プーマやナイキやアディダスなどのスポーツメーカーとコラボしたランドセルも。
近所の百貨店やショッピングモール、大型スーパーなどでの比較が簡単にできることも人気のポイントです。

工房系

工房系と言われるランドセルは主に鞄専門店で製造・販売され、職人がこだわりを持って手作りしているものが多く高級感があります。
品質やデザイン面でも好評価を得ており、丈夫で使いやすく親にも子にも満足度の高い仕上がりが人気です。
「萬有鞄」「土屋鞄」「鞄工房山本」「池田屋鞄」「中村鞄」などがあります。

プライベートブランド

イオンの「かるすぽ」、ニトリの「わんぱく組」、イトーヨーカドーのランドセルなどが代表的。
バリエーションや流通量が多くいろいろな種類の中から選べて、手に入れやすい価格も人気です。

アパレルブランド

メゾピアノやミキハウスなどのアパレルブランドからは、高級感のあるおしゃれなランドセルが販売されています。
ランドセルメーカーが製造を請け負っていることが多いため機能面は同じですが、ブランドロゴやおしゃれなデザインなどの付加価値によって、価格は高めの設定となっています。

ランドセル選びで気をつけたい5つのポイント

5つのチェックポイント

ランドセル選びでは実際に背負い心地を確認し、体へのフィット感があるものを基準として、最終的には子供の好きなカラーやお気に入りのデザインを優先してあげたいもの。
重さや大きさ、保証など購入時のチェックポイントと注意点をしっかり押さえておきましょう。

①重さ
ランドセルの重さは年々軽量化され1,000g前後のものがほとんど。
教科書やノート、筆記用具などの重さが足されると通学時にはかなりの重量になります。
あまりにも体に負担のかかるものを選んでしまうと、姿勢や成長を阻害しかねません。
肩ベルトの工夫などで重さを感じにくくさせた「体感重量」が軽い商品もあるので、実際に背負って肩や背中にフィットしているかなど、子供の体格も考慮して選んでください。

②大きさ
学校で配られるプリント類はA4サイズのものが多く、教科書やノートにもA4サイズのものがあります。
ほとんどのランドセルはA4クリアファイル対応(横幅22cm)の大きさがあり、A4サイズより一回り大きいA4フラットファイル対応(横幅23cm)の収納力を持つものも。
ファイルOKの対応サイズはランドセルの内寸で確認できます。

③耐久性
カーブの部分や革のつなぎ目の縫製がしっかりしているかをチェックしてください。
軽すぎたり安すぎたりする商品は、耐久性をあまり考慮にいれていない場合もあるので注意が必要です。
わんぱくな男の子の場合にはとにかく丈夫であることが大切なので、傷がつきにくく型崩れしない頑丈なものがよいでしょう。

④デザイン
ランドセルは6年間使うものなので、高学年になってからのことも考えて選ぶように子供に伝えましょう。
かわいすぎるものや派手すぎるもの、キャラクターとコラボしたものを選んだら「高学年になってから恥ずかしくなって使いたくなくなった…」という失敗談もよく聞きます。
子供が「どうしてもポケットモンスターの絵がついていないと嫌だ!」などという場合は、低学年のうちはキャラクターの絵付きのランドセルカバーをかけて対応することもできます。
ランドセルカバーには、かわいいリボンつきのものや透明で縁にきれいな色のついているものなどもあり、1,500円~2,000円程度で購入可。
近くの店舗で取り扱いがなくても、ネットから送料無料で購入できるところもあります。

⑤保障・アフターフォロー
多くのランドセルに6年保証はついていますが、保証の内容はメーカーによって違いがあります。
「6年間完全無料保証」の場合もあれば、故意によってつけた傷や汚れは有償の場合もあり、ワンタッチロックなどの金具の修理は無償のことが多いようです。
また、修理には約1ヶ月もの時間がかかってしまうこともあります。
修理中には代わりのランドセルを無料で貸し出してくれることがほとんどですが、なかには貸出用のランドセルがないメーカーもありますので注意してください。

見落としがちなポイントも確認しよう

6年間使えるもの

安全性の確保

子どもの登下校時の安全対策がされているか確認しましょう。
車のライトに当たると光る反射板は、左右前後の目立つ部分にあるものが安心です。
防犯ブザー用のフックも使いやすい場所にあるかチェックしましょう。
給食袋などを下げるランドセル側面のフックは荷重がかかると外れる「安全ナスカン」を採用しているものが、転倒防止や巻き込み事故防止になります。

購入場所の把握

大手ランドセルメーカーの商品は、直営店を設けていたり百貨店や大型スーパーなどでも販売していたりと、実際に手に取って比較検討することができます。
鞄専門店では展示会や受注会を開催していますが、多くは都市部がメイン。
近くでの開催がない場合は、カタログや生地見本を請求して検討しましょう。

購入者は誰?

ランドセルの購入者を早い段階で決定しておくと、スムーズにランドセル選びができます。
親類がお祝いとして購入してくれる可能性がある場合は、早めに希望のメーカーやカラー、サイズ、子どもの体格などを伝えておきましょう。
欲しいランドセルがピンポイントで決まっている方が、相手にとっても贈りやすいものです。
売り切れとなる時期が年々早まっているという情報も併せて伝えましょう。
できれば一緒に買いに行って、実際に使用する子供が試せる形が理想的です。

記事を書いた人

主婦の『変わりたい』を叶える情報メディア、syufeel編集部です。

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