子供の上手な叱り方とは?怒り方で子育てはこんなに変わる!

あなたはどんな時にお子さんを叱りますか?
なぜしつけること・叱ることが必要か考えたことがありますか?
「かわいい我が子を叱ってばかりで、嫌になっちゃいます」というお話をよく聞きます。
私っていつから、こんなにわが子を叱るようになったんだろう…こんなに叱ってばかりで、大丈夫だろうか?という声が聞こえてきます。
叱るということはしつけの1つの方法です
子どもを育てるということは、一人の社会人としていきていけるように、そして子ども自身が生きやすく、周囲に対してもお互いが気持ちよく生きていけるようなマナーを身につけさせる必要があります。
それのために必要なのが「しつけ」です。
この3つを子どもに教える中で、叱ることが必要になります。
- 必要な日常の動作
- 親の生き方、価値観を与える
- 社会での生き方を教える
洋服を着る・食事の仕方など
親が大切にしている生きる姿勢
社会でのルール
道路から飛び出したら危ないということを叱る
道路にごみを捨てるのはいけないと叱る
生命に危険がある場合や、してはいけないことをした場合に叱る必要が出てきます。
そう考えるとそんなに叱る場面は多くないと思いませんか?
「でも私は、毎日毎日叱ってばっかり」と思っている方は「怒る」に近いのもかもしれませんよ。
あなたは「えっ!『叱る』と『怒る』は違うの?」と思っていませんか?
実は全然違います。
「叱る」と「怒る」はこんなに違う!
怒る=感情をおさえきれずに子どもに対して言葉を発してしまうこと
叱る=子どもをしつける上での1つの方法
全く別物です。
子どもを叱る
- 毅然とした態度で叱る
- 自分の責任で叱る
- ダラダラと叱らない
- 過去のことまでムシかえさない
- 短い言葉でピシッと叱る
本気であるとわかる態度
叱ることはしつけをする上で必要なことですが、パワーと信念が必要です。
こどもをしつけることは、自分の生き方・価値観を子どもに伝えることです。
ですから自分の生き方を見せるような叱り方で、伝えないと全く響きません。
言葉や態度で威圧するのではなく、親として断固としてこれは「してはいけないこと・許しがたいこと」と伝える態度が必要です。
- 叩く
- 子どもの存在を否定する言葉を使う
叩いてしつけても意味はなく、子どもには、叩かれた記憶しか残らない
「あんたなんか、大嫌い」などと子どもの存在を否定する言葉は使わず、失敗した事実だけを叱る
疲れていたりすると、ついつい冷静さをなくしてしまいがちです。
叱るってエネルギーや、練習・慣れも必要ですよね。
でも、叱り方の基本が少しでも頭の隅にあれば、あなたの子育ては全く違った子育てになります。
幼児の叱り方
1歳代
1歳代の子どもは、まだやっていいこと・悪いことの判断がつきません。
一度だめだよ、と言ってもすぐに同じことを繰り返します。
大人が、一つ一つ教えていかなくてはいけません。
それがこの年齢のしつけになるので、1歳代では大人が叱らない環境づくりをすることをお勧めします。
一歳代では、叱るのは命に関わる時くらいです。
道路に飛び出しそうな場合「あぶない!」「飛びだしちゃダメ」とその行為だけを叱り、手を引いたりして、具体的に行為も止めてください。
言葉だけで叱っても伝わりません。
窓・玄関を勝手に開けて外にでてしまう→鍵を2重につけたりストッパーをつける。
外に出たいサインかも→なるべく外遊びを心がける。
触って欲しくないものを何度言っても触る→手の届かないところへ置く。
2~3歳
この年齢はまだ、なぜいけないかの理由を理解できない時期です。
ですから「○○してはいけないよ」と伝えるだけで充分です。
子どもと視線の高さを同じにして、目を合わせ「○○してはいけない!」と短く迫力をもって、シンプルに伝えてください。
個人差がありますので2歳でも、1歳代と同じようにいいこと・悪いことの判断がつかないのなら、叱らない環境づくりが必要です。
- 買い物はさっさと済ませたり、まとめ買いする
- 大切なものは手の届かないところに置く
こんなことを心がけて子育てをすると、子どもをムダに叱る回数が減ります。
4歳以降
4歳代では思考力、5歳代では判断力が備わるといわれています。
このくらいになると、なぜしてはいけないのかが少しずつ理解できるようになり、お母さんとのお約束ができるようになります。
ただ、子どもには子どもの言い分・気持ちがあります。
何かトラブルがあったら、子どもの気持ちを聞いてあげてください。
その上でやっていいこと・悪いことをあなたがきちんと教えてください。
頭ごなしに叱ると、保身(自分の身を守る)のためにウソをつくようになります。
怒りを減らすと叱り方が見えてくる
あなたのお子さんは、何歳ですか?
この叱り方のコツを頭の隅にいれて、今までの子育てを振り返ってみてください。
そうすると、今までムダに怒っていたコトが、実は怒らなくてもいいことだと、気づくことがたくさありませんか?
あなたの心がけ次第で怒る回数はぐっと減りますね。
- 出かける時は前もって声をかけておくなど、親が自分の都合だけを押し付けずに子供の気持ちに寄り添い、お互いのタイミングをすり合わせる
- 子供には成長する力があると信じ、10年後の成長を考えて今の子供を見る
- 子供の欠点ばかり見ず『今』の完璧を求めすぎない
- 子供の短所を裏返すと長所である事に気づくこと
怒る回数が減ると、あなたとお子さんの楽しい大切な時間が増えます。
子供のしつけに困っている方におすすめ
記事を書いた人

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