子供のいじめ対策はコレ!親が今すぐできる対処法【年齢別】

いじめと一口に言っても、子供の年齢によって親としての対応の仕方が異なります。
今回は小学3~4年生頃の中学年頃までと、思春期に突入した小学5~6年生頃の高学年以降に分けてお伝えします。
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中学年頃までの場合
子供が「学校でいじめられた」と言った時、まず子供の話をきちんと客観的に聞いてあげてください。
その上で本当にいじめなのかどうか親として見極めてください。
この年齢の子どもは、鵜呑みにせず、否定せず「そうか~そんなことがあったんだ~」と共感してあげるだけで、元気になり翌日も学校に行けることがよくあるのです。
親として、子供の話に共感するということは「いつでも親は自分の味方だ」という子供へのメッセージでもあるのです。
もし困ったことや、いじめにあったとしても、安心して親に相談できるような関係を作っておくことが大切です。
年齢が上がってくると子供の心の中もいじめの質も変わってきますが、こういう親子関係が本当のいじめの時に、早期発見の助けとなります。
高学年以降の場合
年齢が上がるほど、子供は学校であったことや、友達のことなどをあまり話さなくなる事が増えます。
以下の事からいじめられていることを親には打ち明けにくくなります。
- 親に心配かけたくない
- いじめられていることがカッコ悪いと思っている
- 自分が悪いからいじめられていると思っている
- 親に言ったら、もっとひどい目に遭うかもという恐れ
親として子供の様子の変化に気づいてあげることがとても大切です。
子供の様子が最近少し違う、と思うようなことがあったらチェックしてください。
家庭における「いじめ発見」チェックシート
≪言動・態度・情緒≫
□ 1.学校へ行きたがらない。「転校したい」や「学校をやめたい」と言い出す。
□ 2.ひとりで登校したり、遠回りして帰ってきたりするようになる。
□ 3.イライラしたり、おどおどしたりして落ち着きがなくなる。
□ 4.お風呂に入りたがらなかったり、裸になるのを嫌がったりする。
□ 5.部屋に閉じこもることが多く、ため息をついたり、涙を流したりしている。
□ 6.言葉遣いが乱暴になり、家族に反抗したり八つ当たりをしたりする。
□ 7.学校の様子を聞いても言いたがらない。友だちのことを聞かれると怒りっぽくなる。
□ 8.いじめられている友人の話、友だちや学級の不平・不満を口にするようになる。
□ 9.すぐに謝るようになる。
□ 10.無理に明るく振る舞おうとする。
□ 11.外に出たがらない。
□ 12.電話に敏感になる。友達からの電話にていねいな口調で応答する。
□ 13.「どうせ自分はだめだ」などの自己否定的な言動が見られ、現実を逃避することや死について関心を持つ。≪服装・身体≫
□ 14.朝、腹痛や頭痛など、身体の具合が悪いと訴える。トイレからなかなか出てこなくなる。
□ 15.衣服の汚れが見られたり、よくケガをしたりするようになる。
□ 16.寝付きが悪かったり、眠れなかったりする日が続く。
≪持ち物・金品≫
□ 17.学用品や所持品、教科書を紛失したり、落書きされたり、壊されたりする。
□ 18.家庭から物品やお金を持ち出したり、余分な金品を要求したりする。
≪その他≫
□ 19.親しい友だちが家に来なくなり、見かけない子がよく訪ねてくるようになる。
□ 20.親の学校への出入りを嫌う。※本チェックリストは、あくまで一例であり、各項目を確認することにより全てのいじめを発見できるという性質のものではありません。
各ケースについては本チェックリストを参照しつつ、個別の状況を踏まえて検討する必要があります。
ストップいじめナビより引用:
http://stopijime.jp/wpcontent/themes/stopijime_wp/downloads/ijime_hakken_checksheet.pdf
自分の子供がいじめにあっているかもしれないと気づいたら、まず気をつけていただきたいのが、昔と今のいじめは違うということです。
学年が上がるにつれて、いじめも陰湿になります。
「いじめは昔からあった」「いじめを乗り越えて強くなる」と甘く見過ぎないことです。
様子を見ようと思っているうちに、取り返しのつかないことになる場合もあります。
今のいじめは一人をターゲットにして、ネットなどで孤立させられます。
この年代の子供にとって友達から無視されたり、孤立させられたりする苦しさは、全世界から否定されたような気持ちになります。
子供がいじめられているかもと感じたら、いじめの芽が小さいうちに対応することをお勧めします。
- 書き込みの文章をプリントアウト・URLを控えるなど記録に残す
- 被害が広がらないように書き込みを迅速に削除する手配をする
- 掲示板の管理者、プロバイダの管理者の順に書き込みの削除依頼をする
- それでもダメなら警察に相談する
中学生のいじめの特徴
中学校でのいじめの最大の特徴は、小学校のような1対1のトラブルではなく集団で個人を攻撃するようないじめが多く、きっかけは実に些細なことが多いのです。
- 一人だけ文化祭の準備をサボったから
- アイツが体育祭の足を引っ張るから
- テストの点数を自慢したから
- 何らかの理由で、クラスの中で勢力を持つグループが「明日からアイツがターゲットだ」と決める
- 周りの人間もそれに同調して、無視やいやがらせに加担する
- 被害者に味方をすれば、次はその人がターゲットにされる
心の中では罪悪感を覚えながらもいじめ加害者に加担している生徒も多いのです。
子供がいじめられていることが確定したり打ち明けてきたりしたら
親まで動揺してはいけません。
そして絶対に子供を「どうして今まで言わなかったの」などと責めたり、いじめについて詰問をしたりしてはいけません。
まずは気持ちを受けとめてあげてください。
「よく話してくれたね。辛かったね」そして「絶対に何があっても、あなたの味方だからね」と、はっきり伝えてあげてください。
子供に安心感を与えて、心の溜まっているものを全部出してもいいんだよと伝えてあげましょう。
その後は子供に聞いて進める
親が勝手に子供に了解も得ず先走ってはいけません。
親に事実を打ち明けたということは、解決を望んでいるのです。
ただ、仕返しが怖いだけです。
子供に了解を得て、学校や相談機関に話をすることに決めてください。
「あなたのことは何があっても全力で守る」と本気で子供に伝えて、親も覚悟を持っていじめと戦う姿勢を子供に示してください。
すると子供も安心して相談することにも同意します。
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学校へどうやって相談するか
手紙や電話では誤解を招くこともあるので、直接担任に会いに行ってください。
できれは、なにか証拠のようなものがあるといいでしょう。
壊されたもの・怪我の写真・嫌がらせメールなど
いきなり証拠をつきつけるのではく、あくまでも相談という形で対応してください。
いじめのあるなしではなく、対策を取って欲しいと伝えることです。
両親揃っていくと、なお効果的です。
いじめの相談窓口
子供が自分で相談できる機関
- チャイルドライン(18歳まので子ども専用電話)
- 24時間いじめ相談ダイヤル
保護者向け
- 子供人権110番
- インターネット人権相談窓口
詳細はこちらから「ストップ!いじめナビ」
http://stopijime.jp/consultation
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