【コラムvol.14】アコムの海外進出はいかに成功したか→収益割合と軌跡から紐解く

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海外進出成功の消費者金融アコム

  • 近年消費者金融会社が海外進出に力を入れています。
    中でもアコムは昔から海外進出に力を入れており、いろいろな工夫もしていることで注目されています。
    アコムはどこの国でどのような手法で成功を収めているのでしょうか?
    消費者金融会社アコムの海外進出の手法と実情についてご紹介します。

  • アコムの海外事業の収益

  • 消費者金融会社は日本国内にたくさんありますが、日本では金利の規制が厳しいです。
    平成22年6月における貸金業法や利息制限法改正によって、消費者金融が適用できる利率は年率20%以下に抑えられました。
    このようなこともあり、国内での消費者金融の営業は厳しくなっています。

     

    例えば、アコムのマンスリーレポートを計算していくとアコムのローン事業部の利用者数は、2007年には2641596件でしたが2012年1457547件になっており、その間に大きく減少しています。

     

    一方でアコムの海外収益の比率はとても大きいです。
    2016年の営業収益は2,376億円、この中で海外における金融事業は20.3%となっています。
    アコムは国内で信用保証事業も行っていますが、2016年の営業収益に対し、信用保証事業の占める割合は20.6%となっており、海外事業はその信用保証事業をほぼ並ぶ業績を挙げています。

     

    アコムの収益割合グラフ

     
  • タイ進出の軌跡

  • いち早くタイへ進出

    アコムの海外進出の時期は金融業界の中では早い位置にありました。
    まだ日本国内で利息制限法の改正が行われるずっと前、1996年から海外事業に着目しています。

     

    アコムは、東南アジアのタイへと進出しました。
    タイでは、当時の改定前の利息制限法と比べても、さらに高い貸付利率が認められていたことなどが背景にあります。
    アコムは、タイでショッピングクレジット事業からはじめて、証書貸付事業などを主に行っていました。

     

    当初は顧客の信用情報も集まっておらずノウハウもなかったので手探りの状態だったと考えられますが、実績を作ることによって徐々に顧客情報やノウハウを蓄積していきました。

  • タイでの金利改定

    アコムのタイでの事業に転機が訪れました。
    2005年7月、タイでは大幅な金利改定が行われたのです。
    それまで、タイでは40%~48%もの高金利で貸し付けができました。

     

    日本では現在利息制限法により年率20%以下となっているのですから、これはすごい金額です。
    しかし、2005年7月以降は28%までの利率でしか貸し付けができなくなってしまったのです。

     

    このことによる、アコムのタイでの収益は大幅に落ち込む可能性が出てきました。
    アコムは、収益性を維持改善するために何らかの対策をとる必要がありました。

  • 証書貸し付けからリボルビングローンへ

  • アコムは、タイでの事業を成功させるため、貸付の方法や内容を見直しました。
    具体的には、それまで主としていた証書貸付からリボルビングローンへと転換したのです。

     

    証書貸付とは、貸付の際に個別に契約書を作成して、まとめて貸付をしてその後返済を受ける方法です。
    ただ、この方法だと、利用者が追加で借入をすることは難しくなりますし、貸付残高が増えることは期待しにくくなります。
    そこで、アコムはリボルビングのローンカードを発行することにします。

     

    リボルビングカードローンを利用することで、利用者はカードを使っていつでも借り増しができるようになり、アコムの貸付残高が維持されて収益性のアップが見込めます。 リボルビングローンのブランド名はユメプラスというものですが、これは大成功を収めて今やタイでのトップブランドに成長しています。

     

    証書貸付とリボ

     
  • インドネシア、ベトナムにも進出

  • このようにしてタイで成功を収め、今でも成長を続けているアコムですが、今後もさらに海外事業を展開する予定です。
    現在すでにインドネシアでも事業展開をしていますし、今後はベトナムへの進出もふまえて、同国のライセンスを申請しています。
    このように、アコムが海外事業で成功していることは、消費者金融の今後の展望として注目に値すると言えるでしょう。

  • 記事執筆:弁護士 福谷 陽子先生

     
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