ニューヨークで大流行!ボーンブロススープの美容効果&作り方

【ボーンブロススープ】がニューヨーカーに人気の理由とは何なのか、その知られざる魅力を紹介します。 効果・効能はもちろん、自宅で出来るボーンブロススープの作り方や基本の食べ方を発信! アメリカで話題の「パレオダイエット」でも大活躍のレシピです。
トレンドニュース

ボーンブロススープとは

ボーンブロス(bone broth)は「骨のだし汁」という意味。鶏や豚、牛の骨と香味野菜を煮込んだスープのことです。
骨や野菜から栄養素がたっぷりと溶け出した栄養満点のボーンブロススープがニューヨークで流行し、健康効果や美容効果、ダイエット効果が期待できるスープとして話題になっています。

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ニューヨークではボーンブロススープの専門店「brodo(ブロード)」が大人気。
ボーンブロススープをコーヒーのように紙カップで販売するテイクアウトスタイルのお店です。

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出典:www.tastingtable.com

料理のベースとして使われていたボーンブロスを、ドリンクのようにそのまま飲むスタイルがニューヨークではブームとなっているのです。
ブロードでは、鶏ガラや牛骨、野菜を24時間かけて煮込み、余分な脂肪分を取り除いたボーンブロススープを販売しています。

アメリカで流行の理由

テイクアウト専用のブロードで販売されているスープは、同じオーナーが経営する人気のレスラン「Hearth(ハース)」のメニューにあるボーンブロスと同じもの。
レストランの本格的なスープがテイクアウトスタイルというカジュアルな形で提供されている手軽さも、人気となった理由の一つ。

またアメリカで話題の、穀類や糖質などの文明食を摂らない「パレオダイエット」に用いられるスープであるという点も人気の理由に挙げられます。
ブロードのボーンブロススープは農薬や化学肥料を使用しないオーガニック野菜や、牧草のみで育ったグラスフェッド牛などを材料としているので、パレオダイエッターが安心して利用できるのです。

パレオダイエットについて

パレオダイエットとは、狩猟採集で生活をしていた旧石器時代の先祖を真似て、動物や野草だけを口にするという食事法。
農耕や牧畜が始まった以降の文明的な食物である、穀類や砂糖、加工食品などは摂取しないという方法です。
現代人に多い生活習慣病や精神疾患など慢性病の悩みを解消するために文明食を避け、健康を維持することや自然治癒力を高めることを主な目的としています。
スカーレット・ヨハンソンやミーガン・フォックスなどのセレブが取り入れ、欧米では話題となっている食事法なのです。
参照元:http://paleo.or.jp/about

ボーンブロススープの効果・効能

ボンブロススープ 効果

ボーンブロススープは、骨から抽出された動物性の栄養素と野菜から抽出された植物性の栄養素を同時に摂取できる栄養バランスの良いスープ。
主な材料となる鶏ガラや牛骨には、コラーゲンが豊富に含まれています。
コラーゲンが豊富に溶け出しているボーンブロススープは「飲む美容液」とも言われるほど美容効果が期待されるスープです。

コラーゲンとは

コラーゲンは、皮膚や髪や爪、骨や血管や内臓など、人体を構成するために必要なタンパク質の一種です。
化粧品としてコラーゲンを肌から補給すると、保水性のある肌作りに役立つとされています。

鶏ガラや牛骨に豊富に含まれるコラーゲンは、熱を加えて煮込むことで水に溶け出しやすいゼラチンに変化し煮汁に抽出されます。
煮汁をそのまま飲むボーンブロススープは、抽出されたコラーゲンを豊富に摂ることができるので「飲む美容液」と言われているのです。

美容効果

新しい肌を作り出し、髪や爪を美しく保つために必要とされるコラーゲンは、ボーンブロススープに豊富に溶け出しています。
美肌効果や美髪効果などの美容効果が期待できるスープです。

ダイエット効果

コラーゲンなどのタンパク質が豊富に抽出されたボーンブロススープは、腹持ちが良く満腹感を得ることができます。
一日の一食をボーンブロススープに置き換えることで、カロリーオフとなりダイエット効果が見込めます。

健康効果

骨や血管など、体の組織を作り出す働きのあるコラーゲン。
ボーンブロススープにはコラーゲンが豊富に含まれているので、骨粗しょう症や関節炎などを予防する効果を望むことができます。

参照元:http://www.jmi.or.jp/recipe/cooking/niru_main6.html

ボーンブロススープを作ろう

ボーンブロススープ レシピ
日本や中国、韓国などのアジア圏では、鶏や豚、牛の骨を煮込んだ「骨スープ」は昔から日常的に作られていました。
鶏ガラスープや豚骨スープ、牛骨スープなどは、馴染みの深い料理であり家庭でも作ることができます。

コラーゲンを多く含むとされる食肉の中でも、特にコラーゲン量が多い部位は骨付き肉や皮付き肉、すじの多い肉。
特に鶏の手羽先にはゼラチン質が豊富に含まれているので、ボーンブロススープの材料としておすすめの部位です。

アメリカで人気のボーンブロススープは24時間かけてコトコトと煮込んで作りますが、家庭で作る場合には短時間で調理できる圧力鍋で作ることをおすすめします。
圧力鍋は鍋の中を高圧・高温にすることで、食材を短時間で柔らかく煮込むことができます。
調理時間を短縮し、光熱費を節約することができる便利な調理器具です。

自宅で出来る簡単レシピ

牛骨と鶏ガラを使うボーンブロススープの家庭で作れる簡単レシピを紹介します。
レシピで使う牛骨はキロ単位で販売されていることが多く、一般家庭のお鍋の大きさでは一度に使い切れないことも。
残った牛骨は冷凍保存をして1か月を目安に使い切りましょう。

骨付き肉の入手方法

近所のスーパーでも簡単に手に入れられる骨付き肉は、鶏の手羽元や手羽先、豚のスペアリブなどの部位です。
精肉店では牛骨や豚骨、鶏骨などを販売しているところもあります。
牛骨はオンラインショップでも手軽に購入することができるので、使いやすい大きさにカットされた商品を選びましょう。

牛骨の下処理

牛骨は血などの汚れが多くあり、一手間かけて血抜きと下茹でをすることで臭みや汚れのない美味しいスープに仕上がります。

  1. ボールや鍋などに牛骨とたっぷりの水を入れ2時間浸し血抜きをし、途中、水が汚れたら取り替える
  2. 鍋に牛骨が浸るくらいの水を入れ火にかけ、沸騰後5分程茹でる
  3. 牛骨を取り出し、血の固まりなどの汚れを洗い流す

材料 作りやすい分量(約4~6人分)

  • 鶏ガラ(または手羽先、手羽元) 500g
  • 牛骨 500g
  • 玉ねぎ 1個
  • セロリ 1本
  • しょうが 1片
  • にんにく 1片
  • 水 2L

作り方

ボーンブロススープ 作り方

  1. 牛骨は下処理をし、鶏ガラは水で汚れを洗い流す
  2. 玉ねぎ、セロリ、しょうが、にんにくは4分割くらいの簡単なザク切りにする
  3. 圧力鍋に全ての材料を入れ、火にかけ、アクを丁寧に取り除く
  4. 蓋をして圧力がかかるまでは強火、圧力がかかったら(シューと蒸気が出る)弱火にして45分間煮込む
  5. 火を止め、1時間ほど放置し圧力を下げながら冷ます
  6. 圧力が下がったら(ピンが下がる)大きい具や骨をすくい取るか、ザルでこす
  7. 常温まで冷まして表面に固まった脂肪分を取り除いて完成

基本の食べ方

ボーンブロススープ

出来上がったボーンブロススープをカップやお皿に注いで、味を付けずにそのまま味わいます。
牛骨や鶏ガラなどから、コクとうま味がたっぷりと抽出されたボーンブロススープの濃厚な味わいを楽しみましょう。
味気ないと感じる場合には、軽く塩コショウで風味をつけると飲みやすくなります。味を濃く付け過ぎないように注意しましょう。

だし汁として

ボーンブロススープはだし汁として利用することができます。
カレーやシチュー、煮込み料理などさまざまな料理に利用できます。

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調理の注意点とアレンジ方法

  • 使用する圧力鍋の許容量を超えない分量に調節し、使い方は取扱説明書に従ってください。
  • 野菜は他にもニンジンや長ネギ、ハーブ類などお好みの香味野菜にアレンジ可能。香味野菜は肉の臭みを取り除くアイテムでもあります。
  • 鶏ガラだけで作るとアッサリ、豚骨を入れるとコッテリとしたボーンブロスになります。

保存方法・保存期間

具をこして脂肪分を取り除いたスープの状態で保存しておくと、次回すぐに食べられます。
冷蔵保存の場合は3日間を目安に食べ切りましょう。
スープが冷えるとゼラチンが凝固しゼリーのような状態になりますが、鍋や電子レンジで温め直せばスープの状態に戻ります。
電子レンジでそのまま温められる容器に1食分ずつ保存しておくと便利です。
冷凍での保存期間は1か月が目安となります。

記事を書いた人

主婦の『変わりたい』を叶える情報メディア、syufeel編集部です。
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