空気清浄機の目的別おすすめメーカー※自宅の必須機能の見極め方

空気清浄機選びに迷った時に大活躍!多種多様な空気清浄機のメーカーごとの特徴や、目的別おすすめ商品の選び方を紹介します。 自分の家や生活環境に合う機能を見極めるためのポイントをここでチェックしてから、実際に商品を比較検討してみましょう!
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空気清浄器 おすすめ

空気清浄機の効果とは

空気中には目に見えない小さな物質がたくさん浮遊していて、その中にはホコリ・ダニのフンや死骸などのハウスダスト、花粉、カビ、病原菌なども含まれています。
家の中を浮遊しているこれらの汚れた空気を吸い込んで、キレイな空気を放出してくれるのが【空気清浄機】。

空気清浄機にはハウスダストや花粉の除去、除菌、ペットやタバコのニオイの脱臭、焼肉や洗濯物などの生活のニオイの脱臭など、幅広い効果があります。
また、近隣諸国から日本に飛来する量が増え、大気汚染の問題や健康被害の心配が広がっているPM2.5を、空気清浄機で除去することも可能なのです。

PM2.5の除去方法

PM2.5はとても小さな粒子状の物質です。
主な発生源は物質を燃焼させる施設(工場や焼却炉など)や、自動車・船舶などの排気ガス。

中国では空気中のPM2.5濃度が高くなり、日常的な大気汚染が深刻化しています。
日本では工場などの施設の規制や、自動車の排ガス規制に取り組んでいるので空気中のPM2.5濃度は高くありませんが、中国から飛来する量や頻度が増加傾向にあります。
特に春先は偏西風に乗って日本に飛来する量が増えるので、大気汚染による健康被害が心配されています。

このような社会的背景もあり、ここ最近はPM2.5対応の商品が人気となっています。
ほとんどの空気清浄機メーカーは、「HEPAフィルター」という目の細かい集塵フィルターを採用しています。
PM2.5はとても小さな粒子ですが、このHEPAフィルターの機能はPM2.5を通過させないので、PM2.5を除去することが可能なのです。

空気清浄機メーカーの特徴をチェック

メーカーの特徴

空気清浄機は基本的な構造や性能に大差がない分、各メーカーでは独自の特徴や特殊機能を作り出して商品の差別化をしています。
代表的な空気清浄機メーカーの、主な特徴やおすすめポイントを比較してみましょう。

シャープ

シャープでは、イオンを発生させる「プラズマクラスター」という独自の技術があります。
マイナスイオンを発生させて放出し、イオンの力で空気中を浮遊しているカビ菌やウイルスを除菌することができ、脱臭効果も抜群。
背面吸気で室内の空気を循環させる方法もシャープの特徴です。

パナソニック

パナソニック独自の技術には、イオンを発生させ霧状にして空気中に放出するという技術があります。
このようにして発生させたイオンの名称が「ナノイー」です。
ナノイーの特徴は、イオンにまとわせる水分が多いこと。
発生させたイオンに水分を多くまとわせ、遠くまで飛ばすことができる技術です。
空気中の汚れを素早く集めるために、大風量にも注力しています。

ダイキン

ダイキンには、「光速ストリーマ技術」というイオンを発生させるための独自の放電技術があります。
他社メーカーの多くは、発生させたイオンを空気中に放出する方式を採用しています。
これに対して、機外にイオンを放出させず機内で発生させるというのが、ストリーマ技術の特徴。フィルターに付着した物質と本体を通過中の空気に対して有効です。

また、集塵方式には「電気集塵方式」を採用。
これは静電気を使って汚れをフィルターに吸着させる方法で、集塵効果が落ちにくく、フィルターの目詰まりが起きにくいことがポイントです。

日立

日立には、フィルターを自動で掃除してくれる便利機能があり、ダストボックスにたまったゴミは一年に一回程度のペースで捨てるだけでOKという手軽さが魅力です。
デザインにも凝っていて、インテリア性を重視したものあります。

必要な機能を見極めよう

必要な機能

空気清浄や除菌、脱臭など、機能ごとに何台も揃えたり季節ごとに出し入れしたりするのは大変です。
そんな時に便利なのが、さまざまな機能が一緒になっている一台で多機能な空気清浄機。
加湿機能を持つ加湿空気清浄機や除湿ができるものなど、種類も豊富にあります。

多機能な空気清浄機を選ぶ際は、それぞれの機能の対応面積が異なるのでよく確認しましょう。
空気清浄が目的なら「最大適用床面積」、加湿が目的なら「加湿適用床面積」といった記載があります。
これらを参考に、部屋の大きさと使用目的に合わせてサイズや機能を選びましょう。

どんな機能が備わっている空気清浄機を購入するべきか迷った時は、本当に必要としている機能は何なのかをしっかり見極めて判断することがポイント。
各家庭の生活スタイルや使用目的に合わせて選びましょう。
ここでは、使用目的や生活環境に合わせたおすすめ機能を紹介します。

花粉症・アレルギー対策

花粉やハウスダストは重さがある物質なので、たまりやすいのは床面近く。
空気吸い込み口が床面から近い場所にあるタイプが効果的です。
加湿することによって花粉やハウスダストは、水分を含み重みを増し、下の方に落ちやすくなります。
スギ・ヒノキ花粉が飛散する季節は乾燥が気になる季節でもあるので、加湿付きのタイプがおすすめです。
また、自動的に風量を強くして空気中の花粉を部屋の下の方へと落とし、素早く集塵してくれる、「花粉モード」という機能が搭載されている機種もあります。

花粉は外から持ち込まれるので、花粉対策に効果的な空気清浄機の置き場所は、玄関や部屋の出入り口付近。
室内に花粉を持ち込まないように、花粉の時期は上着を玄関に置いておくことをおすすめします。

アレルゲンとなるハウスダスト対策や、スギ・ヒノキ以外の花粉症対策などで一年中使用したい方は、電気代やフィルター寿命などのコスト面も合わせて比較しましょう。

インフルエンザ予防

インフルエンザウイルスは乾燥した環境で活動が活発になり、湿度が高い環境では活動が抑制されます。
インフルエンザ予防には加湿に重点をおいた使い方ができる、加湿付きの空気清浄機が効果的です。

ペット・タバコのニオイ対策

ニオイ対策

ペットやタバコなどのニオイ対策として空気清浄機を活用したい方は、ニオイに特化した商品がおすすめ。
脱臭フィルターや、ニオイセンサーが搭載されているものを選びましょう。
イオンは臭いに効果があるので、イオンを発生させる機能がある商品も部屋のニオイ対策には適しています。
ペットのニオイや、犬や猫のトイレのアンモニア臭などに脱臭効果があります。

タバコのニオイにも脱臭効果が発揮されますが、タバコの煙に含まれる有害物質の多くは一酸化炭素などの気体です。
気体は空気と同じようにフィルターを通過してしまうので、全ての有害物質を除去することはできません。

洗濯物の部屋干し対策

部屋干しした洗濯物の生乾きのニオイを防ぎたいなら、除湿機能付きの空気清浄機がイチオシです。
除湿をしながら脱臭もしてくれるので、部屋干しでも洗濯物が乾きやすくニオイも気になりません。

寝室専用で使いたい場合

寝室で睡眠中に使用したい場合、気になるのが運転音です。
「静音」や「弱」などの運転音が静かなモードが搭載されているものを選びましょう。
静音モード時の運転音の大きさは、dB(デシベル)という単位で記載されているので、購入前に比較することをおすすめします。

お手入れのしやすさを重視する場合

手入れのしやすさ
自動お掃除機能のついている製品や、10年間フィルター交換不要の製品もあります。
フィルター寿命が長くなり、手間とコストが抑えられるタイプの製品が増えましたが、菌の繁殖に好条件な温度・湿度・栄養がそろってしまうと、カビやウイルス、雑菌など、フィルターに付着したまま生きている菌が繁殖してしまうことも。
運転時の嫌なニオイや、空気の清浄に時間がかかっていると感じたら、脱臭フィルターや集塵フィルターの交換を検討しましょう。

また、空気の汚れの度合いや使用頻度によってもフィルター寿命は短くなります。
適用床面積を参考に、部屋の広さに合った使い方と定期的なお手入れを心掛けて、フィルター寿命を長持ちさせましょう。

記事を書いた人

主婦の『変わりたい』を叶える情報メディア、syufeel編集部です。
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