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お彼岸に墓参りする意味は?時期や服装など墓参りの仕方を解説!

お墓参り

2015年今年の「春分の日」は3月21日です。
二十四節気(にじゅうしせっき)の4番目です。

太陽が真東からのぼり、真西に沈みます。
昼と夜がちょうど同じ長さになります。

太陽が真東から出て真西に沈む日は特にその想いが強く感じられ、亡くなった皆様との距離も一番近く感じられる日でもあるのです。
ご先祖様を想い、今日自分がここに存在するのもそのような繋がりの中にあるのだと感じ、お墓参りをすることに繋がっていくのですね。

太陽が真東から出て真西に沈む日は年に2回あります。
「春分の日」と「秋分の日」です。
この日を中日(ちゅうにち)として、その日と前後3日間の1週間を「お彼岸」と呼んでいます。
「春のお彼岸」「秋のお彼岸」です。
※春分・秋分の日はその年により1日ずれることがあります。
お彼岸

彼岸とは簡単に言うとあの世のことを言い、その反対は「此岸(しがん)」こちら側です。
あちら側にいらっしゃるご先祖さまに、こちら側にいる私どもがごあいさつに行く。
そんなふうに考えてお参りに行かれると宜しいかと思います。

ただし、ただのごあいさつではありません。
あの世(彼岸)の死者の安らかな成仏を願うためなのお参りです。

いつ行けばいいの?

さて、お彼岸の一週間、皆様はいつお参りに行かれますか?

ギリギリ最終日に間に合えばいいから「彼岸の明け」に行きますか?
国民の休日の春分の日「お中日」に行きますか?
いち早く「彼岸の入り」に行きますか?

仕事や生活の都合もありますので、基本的にはこの一週間のうちにお参りすれば宜しいでしょう。
ただし余裕があるのならば「彼岸の入り」に、もしくは少しでも早く行って差し上げられればよいですね。

まわりのお墓がきれいになりお花が供えられお線香が上がりお参りの人たちでにぎやかになる中で、汚れたままで何日も放っておかれるご先祖様の身になってさしあげて下さい。
亡くなったご先祖さまに対しても「相手の身になる=恕」を忘れないことですね。

お彼岸におまいりに行けない場合

もし、この時期にお参りに行けないならば「お彼岸」の前であっても過ぎていてもお参りすれば良いと思います。
お墓参りは「ご先祖様の冥福をお祈りする」という意味だけでなく、ご先祖様から与えられた命だということに気づくこと、感謝することにあります。
感謝の気持ちを込めてご冥福を祈るのは、特にお彼岸だけでなくてもよいのです。

「彼岸に故人の霊を供養すると迷わず極楽浄土に成仏できる」ということから、特にこの日はお参りするとよいということです。

服装

お墓参りに何を着るかという決まりはありません。
ご先祖様の供養ですから、あまり派手すぎずラフすぎない服装がよいでしょう。

昨今はお墓も郊外にあり、行楽も兼ねて出掛ける方々も多いと思われます。
また、お墓をきれいにするということを考えて服装を選びましょう。

持ち物

  • お墓の石をきれいにするための道具(ブラシ・布など)まわりを清めるほうきなど
  • 生花、花ばさみ
  • ロウソク、お線香、ライター
  • お供え用の故人の好きだった供え物、置くときに下に敷く半紙
  • タオル、ゴミを持ち帰るための袋など
  • バケツや水(寺院や霊園の場合は桶などは備えてありますが、ない場合には持参しましょう)

お参りの仕方

墓掃除

寺院にある墓地の場合

まずご本尊にお参りし、ご住職に挨拶します。
「彼岸会法要」がある場合は時間に余裕があればなるべく参加しましょう。

  1. 手桶に水を汲んでからお墓に行く
  2. 合掌礼拝してからお墓を掃除する
  3. 掃除の後に花立てに水を入れ、花を飾る
  4. お供え用のお菓子や飲み物は半紙を敷きその上に置く
  5. お線香をお供えする

覚えておきたい作法

お線香の火は口で吹き消さずに、手で仰ぎ消します。
人の口は穢れやすいものなので、仏に供える火を消すのには適さないためです。

お掃除やお供えができたら個々でお参りして報告や感謝の気持ちを伝えましょう。

  1. 故人と縁の深い人から順番にお参りする
  2. 墓石に水をかける(線香を消さないように注意)
  3. お水はたっぷりとかけますが、線香を消さないように注意しましょう。

  4. 墓石正面に向かい合掌する
  5. お題目を唱えることができればそれもよいでしょう。

  6. お墓まわりを整え供え物を下げて帰る
  7. 全員がお参りを終えたら、お墓まわりをもう一度確認しましょう。
    お供えした食べ物や飲み物はお墓に置いてくるのではなく持ち帰ります。
    カラスのえさになることがあるため、近隣の方にご迷惑をおかけすることにも配慮したいものです。

覚えておきたい作法

故人の冥福を祈るとともに日々の感謝や、報告があればその報告を心のなかで語りかけます。
お願い事は唱えません。

お墓参りQ&A

水をかけていいのですか?お酒でもいいですか?
お墓にはたっぷりと水を注ぐとよいでしょう

水は万物成長の清浄なものの象徴なので、墓石に水をかけることにより不浄を洗い流すとされています。
故人の霊を清めるとされています。

また、水は亡き人に施す食べ物としての意味もあるそうです。
飢えと渇きを癒やすものとされています。
故人のためにお墓には水を注ぐとよいのですね。

お酒にも清めの意味がありますが、水に勝る物ではありません。
また、墓石をいためることにもなるので避けましょう。

おしきみを供えれば仏花は供えなくても良いのでしょうか?
できれば両方お供えした方がいいでしょう

おしきみは「シキミ」という香木の葉です。
永遠を意味してお墓に供えられます。
おしきみ
墓前に花を供えるのにも意味があります。
花は悲しみや苦しみを癒し、怒りを鎮めます。
花が咲くことを「花笑み」といいます。
ご先祖様にも明るい笑顔でいて下さるようにとの気持ちを込めて供えましょう。

おしきみと仏花については正しい、正しくないということはないですが、両方お供えしましょう。
この時期は花の値段も上がり、仏花は特に値上がりします。
両側に一対供えるのも大変ですが、高価でなくても、故人が好きだった花だけでも供えて差し上げるとよいでしょう。

トゲのあるものは避けた方がよいです。
花の向きは、お参りする人に向くように飾ります。

夫の実家のお墓参りに行くのに何を持っていけば良いですか?
お菓子などがよいでしょう

「仏様にお供えして下さい」と言って、日持ちのするお菓子をお持ちするのがよいでしょう。
もし好物をご存知なら、それをお持ちすると心がこもっていてうれしいですね。

この春のお彼岸の時期には「ぼたもち」がデパートでも売られていますが、この時期ですから他の方もお持ちになることもあるかもしれません。
ご実家で作られるかもしれませんので、確認してからお持ちした方が宜しいかと思います。

ちょっと知っているとおもしろい「ぼたもち」のこと

ぼたもち
春は牡丹になぞらえて「ぼたもち」秋は萩になぞらえて「おはぎ」と呼ぶことはもうご存知ですね。
今日は、もう一歩すすんだまめ知識をお伝えします。

「ぼたもち」と言いますが「おもち」でしょうか?

ぼたもちはお餅のようにつかず練りつぶして作ります。
おめでたい時のように「ぺったん、ぺったん」とにぎやかに搗くのではなく
故人を偲びながら音を立てずに練りつぶすのです。

夜舟 北窓 隣知らず

「夜舟」はいつ船が着いたのかわからないことから「つき(着き)知らず」
「北窓」は月が見えないことから「つき(月)知らず」
「隣知らず」はいつもちをついたのか知らないことから「つき(搗き)知らず」

「夜舟 北窓 隣知らず」とは言葉遊びからきたぼたもち(おはぎ)を指す言葉です。

大事なことは、故人を偲びご先祖様を敬い自分に繋がるご縁を頂いたことに感謝することです。
「ご先祖様、いつもお守り下さりありがとうございます。」と心を込めてお参りなさって下さい。
作法よりも、その心が大事です。

2015年の今年は18日が「彼岸の入り」です。

昨今のお墓事情

昨今は少子高齢化がすすみ、お墓を持つことも維持することも難しい時代になったようです。
様々な形のお墓の形態があります。

こちらでは一般的な墓地へのお墓参りについてお話致しましたが、実際はこの限りではないかもしれません。
それぞれのお考えや事情に従ってお参りの気持ちを示すことが大事だと考えます。
また、宗派や宗教によっても違いがあります。

大切なのは感謝の気持ち

大事なのは 今自分がこうして存在していることに感謝の気持ちを持ち、ご両親やご先祖様に感謝する気持ちを持たせて頂くきっかけをお彼岸やお盆が気づかせてくれていることです。
謙虚な気持ちで先祖を敬い心の中で想いを馳せること、自然に対する畏敬の念を感じること、が大事だと思います。

お墓参りに行けなくてと・・・と焦らなくても大丈夫です。
春分の日には朝日をみて、夕日を愛でる心の余裕を作り、穏やかに過ごしましょう。

「恕(じょ)」は想いを馳せることです。
恕す(ゆるす)こと、受け入れることです。

お彼岸を考えるための豆知識

お彼岸の春分と秋分は太陽が真東から出て真西へと沈む日です。
東は東方浄土=薬師如来の浄瑠璃世界、西は西方浄土=阿弥陀仏の極楽浄土の世界と言われています。

私は浄瑠璃も書きますので浄瑠璃世界にはとても興味がありますが、一般的には西方浄土の方が馴染みが深いようです。
では、浄土とはなんでなんでしょうか?

浄土とは一切の煩悩や穢れを離れた、清浄な国土。仏の住む世界。
(引用元 デジタル大辞泉)

清浄な場を求める人間たちが、宗教とは関係なく自然に朝日を拝み夕日を拝む気持ちは、この先に浄土の世界清らかな世界があると知らず知らず感じるからなのかもしれませんね。

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