美味しい鍋料理の作り方!家族全員で楽しめるイタリアン鍋レシピ

お鍋一つで豪華になるイタリアン鍋のレシピを紹介します。子供も大人も喜ぶ本場の味を堪能しましょう。
料理・レシピ

寒さが増し、温かい鍋料理が美味しくなる時期になりました。
今回は日本の食文化でもある鍋料理をイタリアテイストにアレンジしてみました。
イタリアには鍋という文化は少なく、イタリア風にアレンジをした鍋といえば「トマト鍋」がポピュラーですが、ここでは少し違ったアレンジをしてみます。

イタリア料理は繊細なものも多いのですが、それと同じくらいダイナミックに調理されたものも多いです。
そこで、今回はイタリア料理の中でも代表的な「アクアパッツァ」を豪快に、魚まるまる一尾を使用して作ってみたいと思います。
美味しい出汁を出すために切り身ではなく、必ず有頭のものを使用してください。

アクアパッツァ風鍋

材料

  • 連子鯛(キダイ) 1尾(鯛、スズキ、カサゴ、メバルなどの白身魚も可)
  • 玉ねぎ 100g
  • トマト 1個
  • ニンニク 2片
  • アサリ 200g
  • オリーブオイル 50g
  • 水 280g
  • 塩 適量
  • レモン 適量

作り方

  1. 魚は内臓、えら、うろこを取り除き皮目に横に1本切り込みを入れて全体的に軽く塩をふる。
    魚の処理は購入店舗によってはお店で処理してくれる所もあるのでそちらを利用してもいいでしょう。
  2. フライパンに潰した皮付きのニンニク、オリーブオイルを入れて弱火にかけ、オリーブオイルに香りを移す。
    ニンニクは皮付きのまま加えると焦げにくく、香りもマイルドに移ります。
  3. ninnniku

  4. 魚を入れて中火で両面をこんがりと焼き、ニンニクを外す。
  5. kidai

  6. さいの目状にカットしたトマト、スライスした玉ねぎ、アサリ、水を加え蓋をして15分程煮る。
    大人な味を楽しみたい場合は水の代わりに白ワインを入れても美味しく仕上がりますし、お好みで4本程唐辛子を入れるのもオススメです。
  7. gixyokai

  8. 塩をふって味を整え、薄くスライスしたレモンを飾る。
  9. kannsei
    貝類の塩分は物によって異なるので、塩の量は味を見ながら調節して下さい。
    もちろんこのまま鍋として食べて頂くのも良いですが、魚の大きさより少し大きめのお皿に盛りつけるとより一層豪快さが増し、イタリアンな雰囲気になります。
    kannsei

    鍋の締めはリゾットがオススメ

    最後に残った出汁にご飯を入れると「魚介のリゾット」も楽しめます。
    rizotto
    エビやイカなどの好みの魚介類を入れたり、しめじなどのキノコ類を入れるなどのアレンジをしてもとても美味しいです。
    味を整える際、塩を使わず醤油で整えると和風な仕上がりになります。
    白味噌などで整えるのも面白いかもしれません。

    子供にも食べやすい調理法

    本来、アクアパッツァとは伝統的なイタリア料理の中でもスープとして分類されます。
    ブイヨンなどの洋風出汁を使うことなく、水や白ワインを加えて作るのが一般的です。

    今回のレシピではお子様にも喜んで頂けるように、水だけでアレンジしてみました。
    白ワインを加えて仕上げると、どうしても酸味が残ってしまうことが多く苦手なお子様も多いかもしれません。

    また、ケッパーやオリーブをいれても美味しく仕上がりますよ。
    寒い冬のうちに、是非お試し下さい。

記事を書いた人

イタリアのミシュラン星付き店でのシェフ経験をもつ調理師。初心者でも簡単にできるレシピや、多種多様な調理アイデアに注目!
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