【子供の花粉症対策】発症の理由や今すぐ出来る対策方法とは?

花粉症になる子供は年々増加しており、今や3人に1人が発症していると言われています。なぜ幼い子供が花粉症を発症するのかの理由や大人との症状の違い、発症した場合の対策方法を紹介します。今すぐ使える、おすすめの花粉症対策グッズも掲載中!
子育て

子供の花粉症が急増している理由

近年は花粉症を発症してしまう幼い子供が急増しています。
子供のアレルギー性鼻炎の中で最も多いのが花粉症だというデータもあり、その割合は3人に1人。
大人と変わらない発症率です。【※1】
s043_nazefueteruno幼い子供の花粉症患者が急増している原因は、親からの遺伝による影響が大きいとされています。
医薬品メーカーの調査では、両親が花粉症だった場合の遺伝率は40%以上、どちらも花粉症でない場合は約11%、どちらか一方の親が花粉症の場合は20%~30%前後という結果になりました。

親の花粉症体質が子供に遺伝する確率は決して低くありません。
もし親が花粉症体質ならば、将来的に子供が発症する可能性も高くなってしまうのです。

大人の花粉症と同じ原因として考えられるのは、食生活の乱れや生活習慣による免疫力の低下など。
昔と比べて魚や野菜よりも肉類が多い近年の食生活はアレルギー体質になりやすいとされています。
また、アレルギーを起こしやすい種類の花粉飛散量が多くなっているのも原因のひとつです。
もし子供が花粉症を発症しても慌てることがないように、子供の花粉症の特徴と対策方法を知っておきましょう。

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子供と大人の症状の違い

どんな症状なの?

s043_hanakamukodomo子供の花粉症は大人とは症状が少し違います。
大人の場合は水っぽい鼻水とくしゃみが特徴的な症状ですが、子供に多く見られる症状は鼻づまりです。
成長期の子供は鼻が未発達で小さいので、鼻の中に粘性のある鼻水がたまりやすくなります。
くしゃみの回数が目立って多くなることもありません。
鼻がつまることにより花粉の侵入を防ぐのでくしゃみが出づらくなるのです。
目には、大人と同じようにかゆみや腫れなどが表れます。
子供の花粉症は大人より目立たないので、両親や周りにいる大人たちが注意深く観察して見つけてあげましょう。

見分け方のポイントになるのは、子供の表情や仕草などの変化です。
花粉症を発症した子供は鼻づまりがひどくなるので、口だけで呼吸しようとします。
外出中に口を開けっ放しにしているようなら鼻づまりで呼吸が苦しい可能性があります。

手や腕で目をこする仕草が目立つようなら、花粉の影響で目がかゆいのかもしれません。
もし目の充血やまぶたの腫れまで表れているなら花粉症を発症している可能性があります。
鼻づまりと目のかゆみで顔全体に不快感があるので、鼻や口をピクピク動かしたり顔をしかめたりすることも多くあります。

花粉症の症状があると睡眠不足になりやすいので、ボーッとした表情になり集中力がなくなるなどの症状も表れやすくなります。
幼い子供は自分が花粉症になっていることに気付かないので、ちょっとした表情や仕草の変化を見逃さないようにしてください。
花粉症は大人でもつらいアレルギー症状が多いので、重症化する前に発見して花粉症対策をしてあげましょう。

発症したときの対策方法

受診する診療科はどこ?

子供の体調が良くないときには小児内科を受診することが多いですが、花粉症のときは大人と同じく耳鼻咽喉科でも大丈夫です。
小児科は子供の病気を総合的に診てくれますが、診療する医師が耳鼻咽喉科の専門知識に詳しいとは限りません。
花粉症特有の鼻づまりや目の症状が目立つようであれば、耳鼻咽喉科の方が詳しく検査や治療を行っていくことができます。

もし、子供の体調や状態など不安なことがある場合は、小児科と耳鼻咽喉科が両方受けられる総合病院を受診するのもひとつの方法です。
受付で子供に花粉症の疑いがあることを伝えておくと、その症状に詳しい医師が担当している外来で診てもらえるので安心です。
子供の花粉症は他の通年性アレルギー性鼻炎を併発しているケースも少なくありません。
小さな身体を苦しめている原因物質を特定し、医師と相談しながら治療していきましょう。

家でできる子供の花粉症対策

s043_tearai子供がいったん花粉症を発症してしまうと、完治する確率は非常に少なくなります。
大人の花粉症と同じように生活習慣の中で花粉による影響を減らすことが症状緩和につながります。
子供の鼻炎薬は薬局やドラッグストアでも販売されていますが、最初から花粉症だと決めつけて市販薬を使うのはおすすめできません。
まずは専門の医師に診察してもらい、相談しながら治療法と緩和対策を見つけていきましょう。

花粉症対策の基本は大人と同じく「できる限り花粉との接触を避けること」です。
花粉が多い季節は幼稚園や学校へ通う間も目や鼻に花粉が入らないように守ってあげましょう。
活発で元気な子供は外出中の行動範囲が広くなり花粉への警戒心が薄くなります。
外出する前にマスクを付ける習慣を覚えさせることから始めてください。
ぴったり顔にフィットするマスクでなければ隙間から花粉が侵入してしまうので、幼児~子供用マスクを使いましょう。

マスクができない幼児やマスクを嫌がって外してしまう子供には、花粉ブロック効果のあるスプレーやクリームなどを試してみてください。
幼稚園や学校へ行く前など、外出前にサッと予防対策してあげることができます。
花粉症対策と肌荒れ対策の両方に効果的なワセリンを使うのもおすすめです。
目の下と鼻の周りと鼻の粘膜まで塗ってあげてください。
花粉の侵入を防ぎながら肌を守る効果が高く、幅広い年代で安全に使用できるスキンケア用品として人気があります。
髪の毛への付着を防ぐために帽子をかぶせることも忘れないようにしましょう。

つらい症状を緩和させるには、家の中に花粉を持ち込まないようにすることも大切です。
子供が帰宅したら服や髪に付着した花粉を玄関で払い落とし、うがいと手洗いをさせてください。
花粉を完全にシャットアウトことはできませんが、できる限り接触を避けるようにすれば症状緩和につながります。

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【※1】
参考データ:ロート製薬
http://jp.rohto.com/rohto-alguard/kafun-child/

記事を書いた人

主婦の『変わりたい』を叶える情報メディア、syufeel編集部です。
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